Bachata(バチャータ)

実はドミニカ共和国には、メレンゲよりもポピュラーなバチャータという音楽があります。
メレンゲとバチャータは、同じ国で誕生し発達したにもかかわらず、メレンゲが2拍子、バチャータがサルサと同じ4拍子とリズムが根本的に異なっており、曲調も全くと言ってよいほど違います。

ドミニカ共和国の音楽の大改革をしたのは、バチャータの英雄と呼ばれるファン・ルイス・ゲーラ(Juan Luis Guerra)だそうです。
ファン・ルイス・ゲーラは、バークリー音楽院でジャズの勉強した後に、独自にメレンゲ、バチャータを研究し、これらを発展させました。そして、440というバンドを率いて1990年リリースのアルバム「バチャータ・ローザ( Bachata Rosa )」で世界的にブレイクし、グラミー賞のベスト・トロピカル・アルバム賞を受賞しました。

でも、私は個人的にはメレンゲに比べて歌謡曲っぽく感じるバチャータは余り好きにはなれません。