スペイン・イタリア旅行記 【第4日】


第4日: 10月14日(金曜日)



朝早くにホテルから出発し、マラガ駅(Estacion de Malaga Maria Zambrano)に隣接したバスターミナルからグラナダ(Granada)へ行く長距離バスに乗った。
Alsa Malaga-Granada
マラガ(Malaga)発: 8:00
グラナダ(Granada)着: 10:00
切符: 11,50ユーロ/1名

バスの発車を待つ間に、ミルク入りコーヒー(Cafe con Leche)を飲んだが、ガラスのコップで出て来た。
ドリンク代: 1,40ユーロ/1名

こちらの店のコーヒーは熱かったが、スペインの辺りはぬるーい飲み物が多くないでしょうか。


マラガ(Malaga)発のグラナダ(Granada)行きの長距離バスは、エスタシオン・デ・アウトブセス(Estacion de Autobuses)バスターミナルに到着。
ここから少し離れた、ペドロ・テンボウリー1(Pedro Tembpury 1)のバス停留所に徒歩で移動し、市バス3番でプエルタ・レアル(Puerta Real)へ移動。
切符: 1,20ユーロ/1名

プエルタ・レアル(Puerta Real)のバス停留所から少し歩き、イサベル・ラ・カトリカ広場(Plaza de Isabel la Catolica)から、アルハンブラバス(Alhambra Bus)30番のアルハンブラ宮殿(Real de la Alhambra)のチケット売り場の次の停留所で降りてで宿泊ホテルのパラドール・デ・グラナダ(Parador de Granada)へ移動。
バス・カード: 7,00ユーロ (アルハンブラバスは、道の狭いアルハンブラ宮殿周辺やアルバイシンを走る路線バスで、4つの周遊ルートがある。 パスはプラスティック製のクレジットカード・サイズの磁気カード。 このバス・カードは、2名以上での利用も可能で、代金の内の5ユーロで7回乗車することが出来る。 代金の残りの2ユーロは、バス・カードの保障料でバス・カード返却時に返金される。 また、このバス・カードの保障料2ユーロは、乗車料5ユーロを超過した場合には自動的に引き落とされる。)

グラナダ(Granada)で滞在したホテルは、
アルハンブラ宮殿(Real de la Alhambra)内にあるスペイン国営ホテルのパラドール・デ・グラナダ(Parador de Granada)
宿泊料: 358,00ユーロ/1室/1泊/朝食無し

入口


中庭







到着時刻が早くてホテルにはチェックインが出来なかったが、荷物を預けてアルハンブラ宮殿(Real de la Alhambra)のチケット売り場へ徒歩で移動。

アルハンブラ宮殿(Real de la Alhambra)
12世紀〜14世紀に建築されたイスラムの宮殿と、国土回復を果たした後、ここを引き継いだカトリック王が建てた宮殿、庭園がある。 グラナダの土地、豊富な緑と水に見事に調和した壮麗かつ繊細な建物は、一度訪れるといつまでも心を離れない魅力がある。
参観料: 7,00ユーロ/1名

このアルハンブラ宮殿(Real de la Alhambra)の見所は、

ナスル朝宮殿(Palacios Nazaries)
14世紀に建てられたナスル朝の建物。 アルハンブラ宮殿の心臓部、イスラム文化の集大成といえる。

庭園のヘネラリフェ(Generalife)
グラナダ王国の王達の夏の別荘で、14世紀に整備された。一番奥に位置する「アセキアの中庭」は、噴水のアーチと花々がなんともいえぬ優雅さを漂わせている。 糸杉の散歩道、夾竹桃の散歩道をたどると、宮殿へ出る。 宮殿は小規模で、長くて細い運河のパティオがあり、両側に四阿(あずまや)、左手は回廊で、右手は住居部分の建物でつながっている。

アルカサバ(Alcazaba)
アルハンブラ最古の地。 建物はなく石柱や土台が残っている。 アルバイシンの丘を含む城塞都市の最も重要な要塞として、9世紀から13世紀にかけて建設された。 ベラの塔(Torre de la Vera)の頂上からは、アルバイシンやサクロモンテの丘、グラナダの街が一望できる。

カルロス5世宮殿(Palacio de Carlos V)
カトリック勢力が戻り、新大陸発見の後でスペインの絶頂期であったカルロス5世の時代(16世紀)に建てられたルネサンス式宮殿。 正方形の建物の真ん中をくり抜いたように中庭がある。 この宮殿内には1階に博物館、2階には美術館がある。

入場チケットは、14:00以前と以降の時間帯で別れている。
但し、ナスル朝宮殿(Palacios Nazaries)の入場チケットは別売りで、30分毎の入場制限がある。

この、ナスル朝宮殿(Palacios Nazaries)の入場チケットを、日本でインターネット経由で直接予約をし、宮殿入口の奥にあるクレジットカードによる自動発券機で入手する予定であった。
予約時に指定したクレジットカードを読み込ませたが、何度やってもエラーとなって発券が出来なかった。 日本発行のクレジットカードでは良くあるトラブルのようである。
現在、ナスル朝宮殿(Palacios Nazaries)の目玉ともいえるライオンの中庭(Patio de los Leones)にある12頭のライオン像の噴水は補修中で他の場所に移動されていて見学することが出来ないそうなので、ナスル朝宮殿(Palacios Nazaries)の見学はあきらめることにした。


カルロス5世宮殿(Palacio de Carlos V)


アルカサバ(Alcazaba)
各地にこの様ながっちりとした城壁があったので、戦いへの備えは大変だったのでしょう。グラナダ゙は高地で少し気温が低いなどと書いてあったが、ものすごく暑かった。 10月半ばでノースリーブです。


アルカサバ(Alcazaba)から見た王室礼拝堂(Capilla Real)
グラナダ大聖堂(Catedral Metropolitana de Granada)


ヘネラリフェ(Generalife)


アセキアの中庭(Patio de la Acequia)




アルハンブラ宮殿(Real de la Alhambra)を出て、アルハンブラバス(Alhambra Bus)30番でイサベル・ラ・カトリカ広場(Plaza de Isabel la Catolica)まで行き、そこから徒歩で聖ジェロニモ修道院(Monasterio de San Jerónimo)へ行った。

大きなポントーネを入り午後の入場時間まで少し時間がありましたが、質素な庭にさほどおおきくない木が植えられているだけでした。 教会の建物の入り口に初老のおじさんが立っていて、時間になると扉を開けて中に入ったかと思うと、おじさんが入場料を売っていました。 ポルトガルの総本山?は世界遺産に登録されているようですが、グラナダ゙でもかなりの力を感じます。 ポルトガルを訪れてみたくなります。


この聖ジェロニモ修道院(Monasterio de San Jeronimo)からグラナダ大聖堂(Catedral Metropolitana de Granada)への徒歩での移動中に一寸だけ裏道を通った。
その裏道で、プシュという音を聞いた後、妻と私は大量の鳥の糞を頭から浴びて洋服も緑色の糞で染まった。
すぐに、中年の男女が寄って来てティシュペーパーや水で濡らしたティシュペーパーを使って糞で汚れたところを拭いてくれる。
私も妻も貴重品は、服のポケットには入れずに斜めに掛けたショルダーバッグにしまっている。
中年の男の手が私のショルダーバッグに触れたのを感じた。
これは、スリ行為である。
「ノー!」と言い、拭いてくれるのを断り男女から離れた。
後で緑色の糞を調べてみると、ドレッシングのような油と香辛料の香りがした。
また、私のショルダーバッグはTumi製のナイフでは簡単に切ることが出来ない丈夫なものであり、バッブの中にはパンパンにものが入っている状態であった。
ともかく、当座の着替えを購入しただけの被害ですんでよかった!

ちょっと面白かった! こんなにタイミングよくペットボトルを持って、ティッシュペーパーを持った人が現れるなんて! あの人たちの写真をとればよかった!
洋服が汚れたおかげで、びっくりするほど安いTシャツを見つけました。 そこの店は、日本のシマムラと良い勝負の価格で靴、バッグなどが揃っていました。

そして、グラナダ大聖堂(Catedral Metropolitana de Granada)まで徒歩で移動。
参観料: 3,50ユーロ/1名


いろいろなこともあって昼食を食べ損ねたので夕食も兼ねて、この付近で夜になると座れない位に混雑するというバル(Bar)があるので、タパス(Tapas)を食べた。

Cafeteria Cerveceria El Pintao
店名から分かるように、お茶とビールのお店。




ポケロネス・エン・ビナグレ(Noquerones en Vinagre)
殆ど、食べ終わっている。


ハモン・セラーノ(Jamon Serrano)


パン・コン・トマテ(Pan con Tomate)


イベリコ豚のサラミ(Iberico Salami)


ビール(Cerveza)も飲んで、料金は30,80ユーロ。


その後、アルハンブラバス(Alhambra Bus)に乗り、アルバイシン(Albayzin)に行った。
このアルハンブラバスは、車幅ギリギリの急な坂道をガンガン走って行く、運転手のなかには、若い女の子もいました。

アルバイシン(Albayzin)
イスラム教アラブの 統治下に城塞都市として発展し、現在グラナダで最も古い地区で、昔の面影を残している。 白壁と石畳のこの地区は、道が迷路のように入り込み、中庭に咲く 花々やタイル、アラブ様式に装飾された窓を眺め歩くと、まるでその時代にタイムスリップしたような錯覚にかられる。




この後、アルハンブラバス(Alhambra Bus)に乗り、宿泊先のパラドール・デ・グラナダ(Parador de Granada)へ戻った。