スペイン・イタリア旅行記 【第8日】


第8日: 10月18日 (火曜日)



朝から美術館巡りに出た。
先ず、ミラノ中央駅(Centrale F.S.)から地下鉄(Metro)3号線に乗り、ドゥオモ(Duomo)で1号線に乗換えてカイローリ(Cairoli)で下車し、スフォルツェスコ城博物館(Pinacoteca del Castello Storzesco)へ行った。

スフォルツェスコ城美術館(Civici Musei dell Castello Storzesco)
スフォルツェスコ城は15世紀にスフォルツァ家がかつてのヴィスコンティ家の城跡を改装し居城とし、レオナルド・ダ・ヴィンチも建設に加わったといわれる古城。
入口の塔を抜けるとそこにはかつての息吹が感じられる大きな広場になっており、中には博物館もありミケランジェロが死の間際まで作っていたといわれる「ロンダニーニのピエタ」が展示されている。
美術館の参観料: 3,00ユーロ/1名




ロンダニーニのピエタ

アッセの間の、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたとされる天井画






次に、カイローリ(Cairoli)から地下鉄(Metro)1号線に乗り1駅先のカドルナ(Cadorna FNM)で下車し、日本を出発する前からVIVA Ticket経由で11:15からの参観予約をしてあるレオナルド・ダ・ビィンチ(Leonardo da Vinci)作の有名な最後の晩餐(Cenacolo Vinciano)の壁画のある、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)まで徒歩で向かった。
昨日中に下見を済ませており案内標識があることを確認してあっても分かり辛く、GPSAndroid地図アプリのお世話になった。

予約者限定で、25名が1グループをつくり、ガラス張りで自動ドアのある小部屋3つを15分間隔で先に進んで行くことで、入場制限を管理している。


最後の晩餐(Cenacolo Vinciano)の壁画
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)の食堂の壁に描かれている、レオナルド・ダ・ビィンチ(Leonardo da Vinci)作の、壁画。
テンペラ画の手法で描かれており、テンペラ画はいつでも何度でも塗り重ねができるため、重厚感や深みのある色彩表現が可能で、緻密な描写を得意とするレオナルドには理想的な描画方法。
ただ、フレスコ画ほど安定感がなく、食堂という湿気の多い部屋である事もあり、絵の具の剥落が早い時点から始まった。
参観料: 8,00ユーロ/1名


実作品の壁画を観た感想は、遠近感のある淡い色彩で周囲と見事に調和していた。
写真で観ると、結構濃い色彩に見えるが、実作品はパステル調とも言える透明感のある淡くて美しい色彩で、時間が過ぎるのを忘れてしまう位にうっとりとしてしまった。
絵画は日本へも運搬することが出来るので観覧出来るチャンスもあろうが、壁画はその場に行かなければ観ることが出来ないという現実に納得した。




サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Chiesa di Santa Maria delle Grazie)からブレラ美術館(Pinacoteca di Brera)まで、徒歩で移動した。

ブレラ美術館(Pinacoteca di Brera)
イタリアで最も豊富なコレクションを有する美術館。 日本語では、「ブレラ絵画館」と訳されていることもあるように、展示品のほとんどが15〜18世紀のイタリア絵画で゙、特にヴェネツィア派、 ロンバルディア派が充実している。
参観料: 5,00ユーロ/1名

門をくぐったところにはアントニオ・カノーヴァが手がけたナポレオンの像が立っている。
美術館の入口は2階

ラファエロ作のマリアの結婚

この後、徒歩でカイローリ(Cairoli)に戻り、遅い昼食をカフェテラスで採った。

ビーフステーキ

ラヴィオリ(Ravioli)

食事代: 34,00ユーロ(ドリンク込み)
余り、美味しくなかった。

食後は、カイローリ(Cairoli)から地下鉄(Metro)1号線に乗り、ドゥオモ(Duomo)で3号線に乗換えてモンテナポレオーネ(Montenapoleone)で下車し、ドゥオモ(Duomo)まで徒歩でショッピング。

途中、ショッピング・アーケードのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(Galleria Vittorio Emanuele II)にも寄った。

ここの中心部の交差点には、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、プラダ(Prada)、と共に黒字に金文字の看板を掲げたシックなマクドナルドがある。


昨日に続いて今日もドゥオモ(Duomo di Milano)に入った。
昨日とは異なり、立入禁止区域が解除されていた。




そして、ミラノで1番と言われ22:00迄開店している百貨店ラ・リナシェンテ(La Rinascente)でショッピングをし、、ドゥオモ(Duomo)で地下鉄(Metro)3号線に乗りミラノ中央駅(Centrale F.S.)で下車し、徒歩で宿泊ホテルへ戻った。
地下鉄運賃: 1、50ユーロ/1名(24時間何度でも乗り降り可能の期限が切れたため)
この日は、10月18日だが日本時間では10月19日で「結婚記念日」であることに閃いた。
この日の夕食も、美味しくて間違いの無いことが理由で、昨晩と同じリストランテ・アルトパシオ(Ristorante Altopascio)に徒歩で行った。

スパークリング・ワイン

入口にあった旬の蛸を白インゲンのカンネッリーニ(cannellini)と小海老のサラダに混ぜて貰う


骨付きManzo

スズキのオーブン焼き

そして、「結婚記念日」に乾杯!!!


本日のお薦めドルチェ(Dolce)

食事代: 69,00ユーロ(スパークリング・ワイン1本、コーヒー込み)